世界遺産の砂州を作った「女巨人ネリンガ」
後の世界遺産を作った巨人の伝説
その昔、リトアニア西部のバルト海沿岸には美しい女性の巨人ネリンガが住んでいました。ネリンガは一頭のドラゴンに求愛されプロポーズを受けましたが、彼女がこれを断るとドラゴンはバルト海で漁業を営む漁師たちを襲い始めました。
自らの地元で漁業を営む漁師たちを守るため、砂を運んで来て埋め立てて砂州を作りドラゴンを本土から遠ざけました。これが現在、全長98kmで世界遺産に指定されるクルシュー砂州の始まりといわれ、その砂州のある町は巨人の名前をとってネリンガと呼ばれています。
ドラゴンを砂で埋めたという説もあるそうで、全長50kmに及ぶネリンガの町はリトアニアで最も"長い"町でもあるそうです。
"Legend of Neringa"