Lietuviškas Midus
Lietuviškas Midus
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「リエトヴィシュカス・ミドゥス」はバルト三国唯一の蜂蜜酒に特化したブルワリーとして1959年創立。世界最古のお酒ミードをはじめ、ミードをベースにしたリキュールやスピリッツを生産。リトアニア国家遺産に登録される銘柄を多数抱えています。
16世紀から17世紀にかけてヨーロッパで盛んだったミードの醸造は18世紀以降に進んだ森林伐採などによるミツバチへの影響で衰退し、特別な機会にしか造られなくなりました。
しかし20世紀に入りリトエヴィシュカス・ミドゥスの創業者であるA.シンケヴィチュスがビール醸造で得た技術を応用したミード醸造を始めると、たちまち近代ミードのパイオニアとして知られるようになりました。
伝統的な製法を次の世代へと継承し”リトアニア”の名前と共にミードが国を代表する飲み物であることを提示していくことを企業のミッションとしています。
「クマに荒らされた蜂の巣に雨水が溜まり、発酵してお酒になったのを通り掛かった狩人が飲んだ」約9000年前のこのエピソードがお酒の起源と言われ、庶民はもちろん歴代の王・女王や神話の神々に至るまで多くの人を魅了し飲み継がれてきました。
中世ヨーロッパではミードは子宝に恵まれると信じられ、新婚夫婦が満月(Moon)の夜に蜂蜜酒(Honey)を飲んで子作りに励む慣習がありました。これが"ハネムーン"の語源とされ縁起の良いお酒として結婚の手土産にされていた歴史もあるのです。
1959年の創業以来、創業者であるA.シンケヴィチュスがビール醸造で培ってきた技術が後の国家遺産となる蜂蜜酒の醸造に活かされています。
原料にホップを使用したりリトアニア特有のハーブを使用し特別な醸造工程を経ることでその印象的な個性が生み出されているのです。
醸造に使われる蜂蜜は蜂蜜大国としても知られるリトアニア産の天然蜂蜜100%。ミード醸造に最適なバランスの良い百花蜜を使用することでしっかりした甘さとすっきりした飲みやすさを追求しました。
蜂蜜、水、酵母があれば造ることが可能なミード。リトアニアではさらに銘柄ごとにハーブやスパイスを使用することで華やかな香りや複雑味のある味わいを与えています。
リトアニアには山が存在しない代わりに4000以上の湖が存在すると言われミネラル豊富な天然水が湧き出る地下水源が点在しています。
国内を横断しバルト海まで流れる全長900kmのネムナス川(英名:ネマン川)も有名で、ブルワリーのあるスタクリシュケス地方もミネラル豊富な硬水の水源となっています。また隣町のドルスキニンカイは高級スパが並び保養地として人気のリゾートでもあります。
食品に限らずリトアニアの伝統的な製品の品質を評価し守るため2007年に始まった制度。
スタクリシュケス地方で代々受け継がれた伝統的な製法を守って醸造されるリエトヴィシュカス・ミドゥス社の銘柄のうちミードやミードネクターなど多数の銘柄はリトアニア国家遺産に登録されています。
製品の品質や評価が原産地に由来することを表示し知的財産権のひとつとしてEU圏内で保護する制度。
原産地や地理的環境の特性が現れた品質や特徴を持つ製品に与えられる認証で「スタクリシュケス」は2013年にこの地理的表示保護の認証を受けました。
*COMMISSION IMPLEMENTING REGULATION (EU) No 1196/2013 of 22 November 2013 [Stakliškės (PGI)]
16世紀のイギリス女王エリザベス1世はハーブやスパイスを用いた"メセグリン"という種類のミードの愛飲家で、オリジナルレシピを作るほどでした。ハーブの効果が健康にも有効で"メディスン"(薬)の語源にもなったお酒です。
同じくハーブを用いた特徴的な製法のミード「スタクリシュケス」は1972年に当時のイギリス女王エリザベス2世より特許が与えられ、イギリスへの輸入が許可された背景を持つ"英国王室特許銘柄"となりました。
ブルワリー名 Lietuviškas Midus(リエトヴィシュカス・ミドゥス) 所在地 リトアニア > カウナス郡 > スタクリシュケス 公式ウェブサイト(外部サイト) http://midus.lt/