はちみつの作られ方とその成分
多くの人は、はちみつが働きバチによって作られることを知っていますが、実際にどのようなプロセスで作られるかを正確に説明できる人は多くありません。そしてその過程はとても興味深いものなのです。
蜜の伝言ゲーム
ミツバチは、植物の花にある蜜腺から分泌される「花の蜜」からはちみつを作ります。蜜は昆虫が食べる甘い液体です。ミツバチは蜜を集めるために何千もの花を訪れ、何キロもの距離を飛び回ります。
では、私たちが草原を歩き回って蜜を集め、レシピを知っていれば、自分たちで簡単にはちみつを作れるのでしょうか? 実は秘密は蜜そのものではなく、働き者のミツバチたちの体内にあるのです。
集められた蜜は「飲み込まれた」後、ミツバチの2つある胃のうちのひとつに入り、そこで特殊な消化酵素によって処理されます。あまり美味しそうに聞こえないかもしれませんが続きが重要です。
野原からの長い旅を経てすでに消化の始まった蜜は働きバチから別の働きバチへ、さらにその次の働きバチへと受け渡されていきます。この過程はまるで「伝言ゲーム」のようで蜜はミツバチを通じて巣の内部へと運ばれ、最終的にハニカム(巣房)にたどり着きます。
ではミツバチはどうやって蜜を「渡す」のでしょうか?それは手渡しではなく、口から口へと受け渡されていきます。こうしてそれぞれのミツバチが自分の酵素を蜜に加えていきより価値のあるものにしていきます。
発酵と抗菌作用
はちみつ作りの重要な段階が巣房の中での「発酵」です。蜜が巣房に注ぎ込まれると、ミツバチは激しく羽ばたいて蜜に風を送り、水分を飛ばして濃縮させます。その後、蜜蝋で蓋をして保存します。
巣の中での発酵によって、蜜に含まれる複雑な炭水化物は単純で吸収されやすいブドウ糖や果糖に分解されます。これによって私たちははちみつをひと舐めした瞬間にその甘さを感じるのです。
このはちみつの生産方法、少し衛生的でないように思えますか? 最近の研究で、働きバチの幼虫に与えられる「蜂パン(ビーブレッド)」には特別な成分が含まれており、それが蜂を完全に無菌状態に保つことがわかっています。
だからこそ、はちみつをはじめとする蜂蜜製品は驚くほど長持ちするのです! 実際に、ファラオのピラミッドから無傷のはちみつが発見されたこともあります。
幸いにも私たちのもとには新鮮で美味しい「ブロリュ・メドゥス」のハチミツが届きます。どうぞ安心して味わってください!
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この記事は上記URLの内容を意訳を交えて日本語に翻訳したものです。
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