Food Honey

はちみつの種類。どのはちみつが一番良い？

2025年9月6日

最も価値のあるはちみつ。どう選べばいい？

すべてのはちみつが同じというわけではありません。はちみつは色、味、香り、成分、そしてもちろん貴重な効能において異なります。これらはすべて、ミツバチが蜜を集める植物によって決まります。

世界中にはおよそ300種類のはちみつがあり、それぞれ異なる特性から高く評価されています。では、リトアニアで味わえるはちみつにはどんなものがあり、どんな効能があるのでしょうか？それをご紹介します。

リトアニアの蜂蜜

はちみつの価値や健康を促進する特性は、主に蜜源となる植物の性質に大きく依存します。たとえばリンデン（セイヨウシナノキ / ボダイジュ）のはちみつは風邪に最適で、そばのはちみつは中枢神経を落ち着かせると言われています。

はちみつの価値は通常、抗酸化物質やミネラルの含有量によって決まりそれは見た目からもある程度判断できます。色が濃いほどより豊富な成分を含んでいるのです。

リトアニアでは、そばはちみつとリンデンはちみつが特に価値が高いとされています。そばはちみつは濃い茶色で、強い後味を持ち抗酸化物質や鉄分が豊富です。人体ははちみつに含まれる栄養素のほとんどを吸収できるため、貧血の改善や神経系の強化に推奨されています。

リンデンはちみつは対照的に風味が穏やかで色も明るく、しばしばクリーミーな質感を持ちます。リトアニアで最も人気がありよく知られたはちみつです。気持ちを落ち着けたり風邪や呼吸器系の病気への効果、発汗を促す効果があると言われています。ただし摂りすぎには注意が必要です。

最も価値のあるはちみつのひとつに春はちみつがあります。これはミツバチが庭や草原の花から集めた蜜で作られます。特にタンポポの蜜が多い春はちみつは非常に価値が高く強力な抗菌作用を持つため風邪対策に効果を期待できます。また春はちみつは様々な蜜源の中でもアレルギーを起こしにくい蜜源とされています。

さらに、強い抗炎症作用を持つのが甘露はちみつです。甘露とはアブラムシなどの昆虫が植物から分泌した汁で、ミツバチはこれを蜜と同じように集めます。甘露はちみつは抗酸化物質やミネラルが豊富なため、色も濃く、高い効能を持つはちみつとして分類されます。そのため特に子どもには摂りすぎないよう注意が必要です。